OJTリーダーとは、新入社員の皆さんを1年かけて確実に職場で活躍できる存在へとフォローしていくお役目です。新入社員の皆さんが配属された職場で業務が理解できなくて自信を無くしたり、職場の雰囲気に馴染めず疎外感を受けたり、社会人としての自覚が深まらず、職場での成長が滞ったりしないように、寄り添いながらサポートするのがお役目です。
平成23年度から毎年ご依頼をいただいて実施しているこのOJTリーダー研修では、
まずは目的の正しい理解と3つのスキル習得を中心に実施しています。
【 ティーチング 】
業務の理解度を増すためには、まずはティーチングが必要です。このことを通じて、OJTリーダー皆さんはご自身の業務に対する理解がより一層深まり、新人社員とともに成長できることにつながっています。
【 ヒアリング (カウンセリング) 】
一方、職場の雰囲気に馴染めない理由は、人間関係が原因ということが圧倒的に多いようです。このことはOJTリーダーの皆さんご自身にも苦手な人もいるということを乗り越える必要があります。どのように捉えるかの幅を広げるトレーニングを行うことによって、ご自身のメンタルタフネス強化につながり、相手のサポートもできやすくなるようです。
【 コーチング 】
最後に「叱る」ということが重要な場面があります。OJTリーダーの皆さんにとって、何より大きな壁がこの「叱る」という方が多いですね。
どうして叱れないのか、効果的な叱り方を知って少し楽になっていただくように、普段の接し方や伝え方のトレーニングを通じて少し自信をもっていただけるようです。
以上のようなスキル習得のために、受講者には実践的なワークを通じて、相手の成長を促し、且つ効果的な活用実践のために何が必要なのかも気づいていただけます。そもそもOJTリーダーは会社の財産になっていただく新人を育成するとともに、自身のマネジメント能力の向上にもつながる役割だということも理解していただけます。
数年この取り組みが進んでいるこちらの企業様では「自分も新人の時にOJTリーダーに助けてもらったから、今度は自分がお返しする番だ」という方も出てきています。
人が育つためにはやはり工夫が必要です。素晴らしい取り組みの一部を担当させていただけることを光栄に思い、来年早々の研修も楽しみにいたしております。
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