ご紹介など初めてご依頼いただく場合「普段はどのような研修を担当されるのですか?」とよく尋ねられます。実施時期や打診時の内容を参考に、先様がイメージしやすいように具体的な研修内容について、いくつか説明していきますと、「そのモチベーションマネジメント研修をやってください。どんなプログラムですか?いいですねぇ。じゃ、よろしくお願いします。」と、とんとん拍子で契約をいただける場合があります。
更に内容を詰めていくと、様々な疑問や修正案が現れてきます。ご依頼のモチベーションマネジメント研修はどのような方々を対象に実施したいのか、また、この研修を実施したいと思われた状況について伺っていくと、それならば、この内容でいいのでしょうか?また、まずはこの研修の前に必要なことがあるのではないでしょうか…このようなやり取りの中、まずは管理部門の皆様向けのヒアリングから始まり、新たな組織力強化のための別プログラムをご提案!この企画が最適だとの評価をいただき、当初の依頼内容が最優先のものに変化しご納得いただける研修へと決まっていきます。
各組織の研修担当者の皆様の中には、何かしらの研修さえすれば組織の活性化が図られ、人間関係もぐっとよくなり、売り上げも上がるのでは…と、大きすぎる期待をお持ちの方がいらっしゃいますが、
研修とは、少し弱った臓器の機能が元通りの働きをするために、そもそも元通りの働きとはどのようなものだったかを思い出し、そうなるための方法がいくつかあることを知り、自分には、或いはチームにはどの方法がいいのか、何をすればいいのかに気づいていただくものだと思っています。
気づきはスタートです。その気づきや発見を個人の行動変容に、組織の新たな仕組みへとつなげていくには、研修の継続性やその研修の結果を受け継ぐ現場の雰囲気が必須となります。
組織を構成する人の成長こそが組織の活性化と不可欠と、人材育成に対する思いを共有できる組織様のお役立ちができればと願っております。
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