社会学者、首都大学東京教授である宮台真司さんが書かれている『空虚な承認』
FacebookやInstagramに投稿した記事に『いいね!』が、どれだけあるか、フォロワーが何人いるか、そんなことが気になって
たくさんの『いいね!』をもらいたいがために、わざと注目を浴びるような行動をとってみたり
その数字が自分の価値を表していると思ってしまう、そんな人が多いのではと…
社会から承認を得たいのに得られない、その埋め合わせをこの『いいね!』に求めているのではと…
自分という存在を、良いところも良くないところも、情けないところもみんなみんな知ってて
だけど友達だからねと、味方だからねと言ってくれる存在ができるほどの付き合いをして来なかった。
そんな人が多いのではと、特に若い世代に多いのではと…
世代に関係なく、自分という人間は生きているだけて価値があると心から信じられる人はそんなに多くない気がします。
何かを通じて、自分は必要とされている存在だと感じていたいと願っているのではないでしょうか。
このことは決してマイナスな面だと思いません。
この必要とされたい!認められたい!という思いがあるからこそ、そこから何かを通じて役立ちたい!という思いに繋がっている人も多いからです。
ただ、もっと自分という存在が大事な大事な愛おしい存在だと思えたら、穏やかな気持ちで、日々の出来事に一喜一憂せずに
『いいね!』の数などはどうでも良いことと思えるのでしょうね。
この記事にはソーシャルメディアについて
その大きな影響力をどのように活用するか、その見極めが重要なポイントだということも書いてあり
誰でも簡単に活用できるからこそ、自己責任という自覚がもっともっと必要なのだろうと思います。
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