コーチング研修を担当するようになって、11年が経ちました。
最初に担当したころには「コーチング」って何?という方がほとんどで、都市部のそれも一部の企業ではマネージャー層の方々に部下指導のためのコミュニケーションとして、これからはコーチングが必要だからと階層別研修に取り入れ始めている頃でした。
しかし、ここ数年は「コーチング」というコミュニケーションスキルの重要性を口にする人が多くなりました。
上司が部下の目標達成や改題解決のために関わるときのコミュニケーションスタイルとしては、もちろんのこと、相手のやる気を引き出すコーチング、お客様に向けては購買意欲を引き出すセールスコーチングなど、組織のあらゆるところでコーチングスキルが活用できることに気づき学ばれ始めたためだと思います。
ただ、スキルですから学ばれトレーニングすれば、そのスキルは身についていくのですが、誰に対しても有効に機能するかというと、なかなか思うようにはいかない場合が多いと思います。
頭で分かっているけれど、自分の当り前がどうしても基準となり、相手を評価してしまう自分がいるんですね。
また、自分のやるべき業務だけでも忙しいのに…育成にそんな時間をかけられないという気持ちもあり、ついつい効率化だけを求めてしまう自分もいるんですね。
そんな中、組織の中で部下・後輩を持つ立場になった方々に、あなたの組織の中での役割は何ですか?と、そんな質問からスタートしています。
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