山形の郷土料理〜いも煮

「いも煮」は里芋を主役にこんにゃく、ねぎ、きのこ、ごぼう、肉などを入れた鍋料理で山形県の郷土料理です。
山形県だけでなく宮城県でも郷土料理として親しまれており、両県でも各地域で具材や味付けが異なっているようです。

「いも煮会」なるものがあるそうです。
これは、江戸時代に最上川の河原で松の枝に鍋をつるして皆で芋を煮て食べたのがはじまりと考えられます。以来、山形では里芋を収穫する秋の頃になると河原で石を積んでかまどを作り、里芋、こんにゃく、ねぎ、棒鱈の代わりに牛肉などを入れた「いも煮」を皆で食べるのが風物詩となったそうです。

山形では現在でも年中行事の一つとして「いも煮会」が位置づけられており、学校、地域、友人、家族、職場などあらゆる繋がりで「いも煮会」が開かれます。秋になると河原のあちこちで鍋を囲んで「いも煮」を食べる光景が見られるようになり、「いも煮会した?」が挨拶の一つになっているとのこと。

ここからも分かるように、人との関わりを大事にする文化が育まれているなと感じます。
2013年から毎年この時期に数日伺うようになった山形で、
いつも暖かい笑顔と、愛が溢れる気遣いの言葉をさらっとかけていただきます。
大好きな場所です。
さして、出会いに感謝です。


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