素直な心

PHP研究所(現:Panasonicを創業した松下幸之助が昭和21年に創設)のゼミナール講師として
お仕事をさせていただき、21年が経ちます。

「素直」という言葉は松下幸之助が晩年最も大切にした言葉だそうです。

皆さんは「素直」という言葉を聞くとどういう意味だと思われるでしょうか?
言われたことに対して従順に従う…というような意味にとる方もいらっしゃると思います。

白いものは白いと黒いものは黒いと、
決して白いものを青くみたり、黒いものを黄色にみたりしない、ありのままに捉える心のこと。
あるがままに正しく観て、判断できることが大事だということなんです。

言葉では簡単ですが、日頃を振り返ると
仕事の中でも私生活の中でも、
出会うものごとに対して素直に観ることができていなかったなと思うことが多いです。

きっとこれくらいのことは大丈夫だろう…
普通はこういうことはダメなんじゃないの…
皆んなはこういうふうに思うだろう…
自分の無意識の中にある思い込みで判断してしまっていることはないでしょうか?

人はそれぞれ違った価値観がありますから、
自分は正しいと思っていても、全く違った考えの人もいます。
どこかに自分の思い込みや偏った考えがないのか
素直な心になって顧みることの大切さを改めて感じます。
そして、そこまでしっかり顧みて、
自分は正しいと思うことを判断していけばいいのだと思います。

日々「素直」な心かいるかどうか、
21年間、問い続けていますが、まだまだ足りないと強く感じます。

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